失恋！チートマン

ライナーノーツ

ファミコンみたいなピコピコした音をメインにした音楽のジャンルをチップチューンって呼んだりするんですが、
昔から好きで自分でも作ったりしてたので完全に趣味丸出しの曲です。
虹組加入から毎年単独ライブの度になごやかファイツに曲を書いているのですが、その4曲目になります。
この曲元々はトランペットとかを効かせたブラスロックみたいなアレンジだったんですが、
なんの間違いか180°ベクトルが変わってチップチューンに。
結構適当な仮タイトルつけがちなのですが、この曲は「ゲームオーバーなんかありえない！」という仮タイトルが付いていました。
(当時卒業が決まっていた)伊藤さんの背中を後押しするような曲でも作ろうかとふんわり考えてたところ
仮音源聴いた監督が曲を気に入ってくれて歌詞を書きたいと申し出てくれて今の「失恋！チートマン」になったという経緯が。
歌詞中に出てくるガメオベラは仮タイトルの名残だったりします。
そして奇しくもこの曲の発表の単独ライブで下嶋さんが卒業することになったので、なんともはや。

こだわりポイントとはギターソロ後の変拍子。
ここの振り付けは今までのなごやかファイツの曲の総集編みたいになってるのも見所ですね。解散かよ。
ちょっと変わった後奏も含めて監督に変態と罵られました。わかる。
左右で違うピコピコ音がそれぞれ鳴っているので是非一度イヤホンなどで聴いてみて頂ければ幸いです。(前原)

私は前原さんの楽曲を最高の誉め言葉として「クソ歌」と言わせていただいておきます。
作曲の勉強を本格的にやりたいとのことで小学生の時からピアノ教室で受験コースとして作曲の勉強をしていました。
そんな私は根本にあるのがやはり楽典、対位法とかになってしまうのでどうしても冒険というものができません。
所が前原さんはそんな私をあざ笑うかのように次々に正気とは思えない楽曲を発表してきます。
絶対歌い辛いであろうメロディ、絶対サビに向いていないであろうリフ、和音という意味を知らないんではないかと思うベース進行、人としてどうかと思う唐突な変拍子。
全てがありえないで、私の中ではとんでもないクソ歌なんです。
彼は天才ですね。
多分大金持ちの彼氏か欲しい音源どっちかを選べというなら間違いなく後者を選ぶであろう音楽マニアです。じゃなければこんなに魂は歌に込めれないです。
失恋！チートマンに関してはクソ歌ならぬクソゲー歌だと思っています。
クソゲーはなぜか曲だけはやたら良いとのあるあるネタを歌詞にぶつけてみました。
元ネタは突然！マッチョマンとチーターマンです。どちらもクソゲーですが、曲はやたら良いのが特徴です。（田中）