恋のおまじない

作詞・作曲・編曲:前原竜太 振付:生田哲士

貴方今日もお洒落なのね
粧し込んだ夜を脱ぎ捨てて
贖う様にキスを一つ
何時もと違うその香りも素敵ね

貴方今日はお出掛けして
素敵なディナーも良いけれど
偶に日常 恋しくなる
温かい料理を作って待っている

恋のおまじない
擦れ違い 騙し合い
其の悩みにお任せ
総てを解決
優しさで赦しましょう
受け止めるの有りの儘

呪(まじな)いも呪(のろ)いも
貴方の心次第で
愛を彩るもの
さあ信じなさい

貴方今日もお仕事して
お付き合いも忙しいのね
お酒ならば程々にね
宵に溺れて仕舞うのなら尚更

貴方今日はお休みでしょう
二人で行きたい所がある
ルートならば判っている
確り逸れない様にと視ている

恋のおまじない
猿芝居 化かし合い
困り事に覿面
総てを解決
哀しさは忘れましょう
受け入れるの有りの儘

呪いも呪いも
貴方の心次第で
愛を彩るもの
さあ信じなさい

擬(なずら)いも擬(まが)いも
些末な事だと識って
突き刺す月光が
冷たいなんて嗤って

呪いも呪いも
貴方の心次第で
愛を彩るもの
さあ眠りなさい

貴方今日はお話しよう
二人の幸せな未来の
贖う様にキスを一つ
寂しくなんかさせないから
おやすみ

 

ライナーノーツ

2020年単独ライブでなごやかファイツ用の新曲として製作しました。

「今年は新曲作らなくても大丈夫だよ」という名古屋からの気遣いを歪曲して受け止めた結果、
頼まれてないならどんな曲作っても文句は言われないよね!
という酷いコンセプトでとても楽しく作らせていただきました。

『恋のおまじない』という可愛いタイトルからの、
歌詞や曲調のギャップであったり、今までのなごやかの雰囲気を覆えす様なギャップを楽しんでもらえたら嬉しいです。
でもなんとなく今のなごやかにピッタリはまるんじゃないかな、という確信は持ちつつ作ってました。

曲調はアラビア風な音階を使い、少しハードめなアレンジをした
今までにあまりなかったような曲調にしてみました。
サビは割とポップス系のメロディなのですが、基本的には全部同じ音階の範囲内でキャッチャーさを出せる様に模索しました。

そして星名さんと河西さんの豊かな低音を活かせる様に落ちサビで下に転調をいれてみました。
これは百花繚乱桜吹雪のときにまんま同じことやってるのでわりと二番煎じですが。笑

歌詞の内容的にはとても愛の深い主人公のお話です。
曲中では『貴方』の事ばかりを歌っていて、一人称が一切出てこないと言うところで『貴方』への情念を表現してみました。

まじない と のろい って同じく『呪い』って書くんですけど、
まじないの方はおまじないとか言うように割とポジティブなイメージですし、のろいはまさにネガティブなイメージ。
そういった一見同じものに表と裏があるような、様々な感情が渦巻く想いをテーマにしてみました。

果たしてこの二人がどんな関係でどんな終わりを迎えたのか・・・というのは、自由に想像していただければ、と思います。
もしかしたらこれが一つのハッピーエンドなのかもしれませんね。

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